アメカジブログNO.18 フライトジャケットストーリー②!!
アメカジとミリタリー・・・・フライトジャケット編 episode2
◆皆様こんにちは。
さて今回ですが前回に引き続き・・・『フライトジャケット』について考えていきたいと思います。
前回はまさに王道の【MA-1】についてお送りしましたが(私が最も好きなジャケットです。)それに匹敵するほど大好きな・・・・
【N-3B】【N-3A】について。簡単に申し上げますとボア付きのロングコートですね。防寒性が抜群であり【N-3B】に関しては長年支給されたミリタリーの名品です。アメカジ好きなら誰もが知っているモデルですよね。
そしてミュージシャンや映画との関係も面白いところですね。
その辺ももりこみながらいってみようと思います。よろしくお願いします。
☝※防寒アウターのミリタリーと言えばこちらですね。完璧なデザインと見た目です。
N-3BとN-3Aって何!?
◆さて・・・【フライトジャケット】の名品【N-3】シリーズとは?
簡単ではありますが下記に続きます。
【N-3】
第二次世界大戦の終了と前後して支給されたナイロン素材のフライトジャケットの一つです。それまでレザーが主流のなかにおいて1945年にナイロンを採用したモデルでもあります。まさに次世代フライト。【ヘビーウェザージャケット】です。第1モデルです。袖口はニットカフ仕様。
【N-3A】
1950年代に登場の第2モデル。ベースは【N-3】と同じです。大きな違いはカラーが空軍をイメージして【エアーフォースブルー】を採用。
世界大戦後の朝鮮戦争期の短い期間の支給品であり生産数が限られたモデルです。ブルーがかっこ良すぎです。摂氏マイナス10度~マイナス30度に対応す
るフライングジャケットです。かなりの厚さと重厚感があります。
【N-3B】
1950年~80年代までの長きにわたり支給された名品。皆様が幅広く認知しているモデルがこれではないでしょうか?!
変更点としては袖口部分の延長とフロントの遮断カバーの短縮がありましたが大きくは変わらず。1940年代の第1モデルの時点ですでに完成されたデザインであることはまさにすごいの一言!!そしてセージグリーンが60年代から採用され完成されます。
余談ですが・・・
1990年代のストリートにおけるヴィンテージブーム期に私は買いあさりました。そして同時期にAlphaインダストリーズよりアメリカ製の民間レプリカが市場に登場し皆がこぞって着まくりました。高校生ではありましたが通販で手に入れた【N-3B】、バイトで貯めた2万で購入し毎日着てました。
当時はまだ市場に【N-3A】も状態良い物が多数存在しており5万~ありました。現在では倍以上の値段であり状態良い物はありません。
【N-3B】に至っては80年代物がまだDEADで買えるかどうかという状況。値段も上昇傾向。さみしい限りです。
レプリカもアメリカ製は探すの大変です。ミリタリーってやっぱ最高なんですよね!!!!!!
ストリートやサブカルチャーに影響を与えたアメカジを代表する【フライトジャケット】!!
◆【N-3】シリーズがカウンターカルチャーやストリートに影響した事について考えてみようかと思います。
主に私としてはMODSカルチャーとの関係性がファッション的にも面白く奥は深いと考えます。ベスパとフライトがまさに融合しカウンターカルチャーのシーンに欠かせないですよね!!!
M-51、M65 パーカー、N-3Bが今ではMODSコートと呼ばれているモデルでしょうか?
そこから防寒性の高さによりバイカー達も冬のアウターとして着用したりと特に1990年代のストリートに大きく影響したと私は考えます。ネイティブカルチャーやヴィンテージデニムミックスすることによりミリタリーアウターを確立したのではと思います。そして現代にいたるベースを作ったと考えます。
今ではメンズ、レディース問わずそのミリタリーデティールはアウターのデザインとしてなくてはならない存在ですね。ゴリゴリのヴィンテージを現代的に着てもいいでしょうし、デザイナーズ物を着ても面白いろいと思います。
◆モードミックス
◆DENIMミックス①
◆DENIMミックス②
◆スポーツミックス
まとめとして・・・・
◆皆様いかがだったでしょうか??
【フライトジャケット】って奥が深く面白いですね!!
現代のアウターに関してミリタリーのデティールは欠かせないと思いました。そして20世紀半ばにほぼ完成されているデザインに驚愕します。
モードもアーカイブありきではありますしアメカジとミリタリーは密接に結びついていますね。
さて次回は引き続き【フライトジャケット】について・・・
そろそろレザーにするか考えております。
最後までお読み頂きありがとうございます。
それではまたよろしくお願いいたします、
板垣洋品店店主
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